実践センターの概要
設置目的
山梨大学教育学部附属教育実践総合センター（以下、実践センター）は、山梨県内の教育現場が直面している様々な今日的課題に対応すると共に、教員育成機能の高度化を図るため、教育学部・附属学校園・山梨県教育委員会・県内教育関係機関・地域との緊密な連携・協働による各種調査・研究・事業を推進し、その成果を学校運営、授業実践、教員育成等に役立てていくことを目的としています。
山梨県教育委員会との連携による教員育成機能の高度化
－附属教育実践総合センターの改組による体制の強化と機能の充実－
変遷
実践センターは平成元年６月に教育学部附属教育実践研究指導センターとして誕生し、平成13年4月に現在の名称になりました。これまで、地域に密着して様々な事業を展開してきましたが、山梨県教育委員会と山梨大学教育学部との「連携協力に関する覚書」の締結（平成29年3月22日）を経て、山梨県教育委員会や附属学校園等とのさらなる連携を推進する専門組織として平成29年4月に改組し、「教員育成推進部門」と「附属学校園共同研究部門」を設置しました。平成31年４月には教職支援部門を拡充改組し、教職支援機能を強化すると共に、同部門内に「地域学習アシスト領域」と「学習カルテ・分析領域」を新設しました。この年(令和元年)の11月に、実践センターは ■開設30周年を迎え、記念事業(これまでの歩みを綴った記念誌の発行、及び、記念式典・祝賀会)を行いました。その後、県と大学が連携して情報教育を推進していくため、令和5年10月には、県の助成を受け「やまなし情報教育推進室」を新設しました。
事業概要
各部門では、最新の教育理論と教育実践の融合による多様な試みを通して教員養成・教員育成の高度化と研究推進に努めています。山梨県総合教育センターとの「連携・教育研究会」、附属学校園との共同研究の推進・支援を行うとともに、教員育成事業として「初任者研修等における山梨大学教育学部教員の派遣」「子どもと教師の成長を結ぶ教育評価研修会」「期間採用者研修」「教育フォーラム」等の研修の運営、やまなし情報教育推進室による情報教育推進事業の推進、教育相談事業として「地域と連携した子どもと親と教師を対象とする教育相談」などを進めています。教員養成に関しては、「山梨大学教師塾プログラム」「教員採用試験対策」「教育ボランティア」「地域学習アシスト」「教職キャリアポートフォリオシステムの開発と運営」など、教職支援のための取組を行っています。
組織とスタッフ
実践センターには、教員育成推進部門、附属学校園共同研究部門、教育実践研究部門（教育実践研究領域、教育臨床研究領域、情報教育研究領域）、教職支援部門（教職支援領域、教育ボランティア領域、地域学習アシスト領域、学生カルテ・分析領域）の4部門があり、センター長、特任教授、専任教員、県との交流人事による実務家教員、学部・大学院の教員（教職支援部門長・副部門長・GL・SL）、客員教授、特任助手、事務職員で運営されています。詳しくは「センター刊行物」の頁にある、センターパンフレットの中で紹介しています。また必要に応じて、センター研究員及び研究協力者を置き、教育実践に関わる研究を進めています。
歴代センター長
歴代センター長は次のとおりです。
教育実践研究指導センター長
初代センター長 故・白井 尚教授
（1989年（平成元年）6月～1992年（平成4年）3月）
第2代センター長 故・山田 良一教授
（1992年（平成4年）4月～1996年（平成8年）3月）
第3代センター長 常秋 美作教授
（1996年（平成8年）4月～1998年（平成10年）3月）
第4代センター長 堀 哲夫教授
（1998年（平成10年）4月～2000年（平成12年）3月）
第5代センター長 金子 修一教授
（2000年（平成12年）4月～2001年（平成13年）3月）
教育実践総合センター長
第5代センター長（初代教育実践総合センター長） 金子 修一教授
（2001年（平成13年）4月～2002年（平成14年）3月）
第6代センター長（第2代教育実践総合センター長） 原田 博教授
（2002年（平成14年）4月～2003年（平成15年）11月）
第7代センター長（第3代教育実践総合センター長） 井上 範夫教授
（2003年（平成15年）11月～2004年（平成16年）3月）
第8代センター長（第4代教育実践総合センター長） 岩永 正史教授
（2004年（平成16年）4月～2006年（平成18年）3月）
第9代センター長（第5代教育実践総合センター長） 勢田 二郎教授
（2006年（平成18年）4月～2008年（平成20年）3月）
第10代センター長（第6代教育実践総合センター長） 石川 啓二教授
（2008年（平成19年）4月～2010年（平成22年）3月）
第11代センター長（第7代教育実践総合センター長） 加藤 繁美教授
（2010年（平成22年）4月～2012年（平成24年）3月）
第12代センター長（第8代教育実践総合センター長） 時友 裕紀子教授
（2012年（平成24年）4月～2013年（平成25年）3月）
第13代センター長（第9代教育実践総合センター長） 鳥海 順子教授
（2013年（平成25年）4月～2015年（平成27年）3月）
第14代センター長（第10代教育実践総合センター長） 松森 靖夫教授
（2015年（平成27年）4月～2017年（平成29年）3月）
第15代センター長（第11代教育実践総合センター長） 田中 勝教授
（2017年（平成29年）4月～2021年（令和3年）3月）
第16代センター長（第12代教育実践総合センター長） 長谷川 千秋教授
（2021年（令和3年）4月～現在）
センター関連委員会
実践センターには、センター運営の基本方針、研究紀要の発行、施設・整備利用等のために次の委員会を設置しています。
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- ・附属教育実践総合センター運営委員会
- ・附属教育実践総合センター研究紀要編集委員会