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山梨大学 教育学部・大学院教育学研究科・特別支援教育特別専攻科山梨大学 教育学部・大学院教育学研究科・特別支援教育特別専攻科
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部門紹介

以下では各部門の活動概要を紹介します。各部門は山梨県教育委員会との強固な連携を背景としながら、「教員育成推進部門」は教師の成長を支える各種研修の運営、「附属学校園共同研究部門」は附属学校園と教育学部による共同研究の支援、「教育実践研究部門」は教育実践・教育相談に関わる研究推進と開発、「教職支援部門」は学生の教職支援を主たる活動としていますが、各部門の教員の研究や実践的なキャリアの多様性を活かし、教員育成・教員養成の取組を重層的に行っています。

実践センターの組織と教員養成機能の高度化に向けた教職支援部門の拡充
実践センターの組織と教員養成機能の高度化に向けた教職支援部門の拡充

教員育成推進部門

「学び続ける」学生・教員を支え、育てます!

教員育成推進部門は、教職を志す学生と現職教員のキャリアステージに応じた学びや成長を支えます。 また、山梨県内の教員養成の中核大学として、意欲と実践力の高い教員の養成、研修・研究の企画・実施、教育課程の開発等、教育現場の様々な活動を支援します。

学生・大学院生に

教育への情熱と実践的指導力、人間力を備えた教員の育成

  • 「やまなし教員等育成指標」に基づく教員養成のための教育課程の開発、授業改善
  • 実習協力校、教職大学院連携協力校、附属学校園との連携による、実践的指導力を高める教育実習の企画・実施

模擬授業室

現職教員に

「やまなし教員等育成指標」のキャリアステージに応じた、資質能力向上のための研修の企画、実施

  • 山梨県教育委員会、総合教育センターと連携した研修の企画・実施
      - 中堅教諭等資質向上研修等の経年研修や教科等の研修をサポート
      - 子どもと教師の成長を結ぶ教育評価研修会「OPPA」の実施
  • 現職教員の指導力向上のニーズに応える多様な研修機会の確保
      - 初任者研修等における教育学部教員の派遣
      - 最新の教育の課題に即した教育フォーラムの実施
  • 県内市町村(組合)教育委員会との連携の強化
      - 市町村(組合)教育委員会の独自の取り組みをサポート

関係機関との連携の窓口として

山梨県教育委員会・山梨県総合教育センター等との連携・事業推進

  • 山梨県教育委員会等、県内教育関係機関との連携・協働に関わる連絡・調整、企画・推進

附属学校園共同研究部門

附属学校園の機能強化を図り、地域に根ざした学校園を目指します!

 附属学校園共同研究部門は、山梨の学校教育を先導するパイロットスクールとして附属学校園間・関係機関との円滑な連携体制を構築し、様々な事業を展開するとともに、附属学校園の特性を活かした先導的な実践等を通して、地域の学校園や大学の教育研究・教育活動を支援します。

 

地域の学校に

地域における指導的・モデル的な学校として県内の各学校園の取り組みを支援

  • 地域のパイロットスクールとして、先導的・実験的に教育課題を研究し、その成果や課題を地域の学校に公開、発信
  • 県内各学校園等の研究・研修協力のための研修・研究への協力
      - 現職教員の指導力向上のニーズに応える附属4校園の教員派遣
  • 現職教員を対象とした講座等を実施し、現職教員の実践的指導力向上のための研究・研修・実習の場を提供

附属小学校公開研究会

教員を目指す学生に

大学・学部の教育実習計画に基づく教育実習を支援

  • 附属学校園と連携して教育実習や事前事後指導等を通して、教職になるための基礎的基本的な資質能力を育むとともに、教職への思いと教育への情熱を高める取り組みを実施

  • 今日的課題に対応できる資質能力実践指導の基礎を育む講座の実施

  • 附属学校園と大学とをつなぎ、教育実習の円滑化、高度化を推進


附属幼稚園での教育実習

地域に

地域と附属学校園との交流を推進し、地域に根ざした学校を目指す

  • 「きりの華」(4校園だより)により、附属4校園の取り組みを情報発信

  • 大学教員が専門性を活かした講座を保護者や児童生徒を対象に4校園で実施


あおぎり講座

教育実践研究部門

教育実践研究の成果を教員育成に活かす!

教育実践研究部門は、教育実践研究領域、情報教育研究領域、教育臨床研究領域の3つの領域から構成されています。それぞれ次の事業を展開しています。

教育実践研究領域

教育実践研究の成果を学生や大学院生の教師力伸長に、学校の教育力向上に活かします。また、学生の教職への意識喚起と教師としての資質向上を目的として、「教師塾プロジェクト」を行っています。「教師塾プロジェクト」では、1年次に「Action Plan」の配布、2・3年次に「実習前教師力養成講座」、実習時のメンタルサポート、4年次に「教員就職直前講座」を開催するとともに、模擬授業室の運営を行い、4年間の学びをサポートしています。

学生・大学院生に

「実習前教師力養成講座」の開催

  • 教育実習での学びを、より深めてもらうことを目的としています。
  •  7月は主に3年生対象の後期実習前教師力養成講座を、2月は主に2年生対象の前期実習前教師力養成講座を開催します。
  • いずれも学校での指導経験豊富な講師を迎えての講座です。
  • 実践に基づく講座内容は 間近に迫る教育実習への心構えや授業づくりに役立ちます。

「模擬授業室」の開設

  • N-31 教室とM-304 教室に「模擬授業室」を開設しています。
  • 模擬授業や教材研究など、学生や院生が積極的に活用しています。
  • 特にN-31 教室は、小中学校の教室と同じ環境なのでリアルな学びができます。

模擬授業室

メンタルサポートの実施

  • 教育実習委員会と連携して、実習時の心身の不調に対するサポートを実施しています。
  • 必要に応じてカウンセリングや実習校との調整を行います。
  • 安心して教育実習に臨めます。

「教員就職直前講座」の開催

  • 主として4月から教職に就く学生・教職大学院生を対象に開催します。
  • 山梨大学教育学部を卒業、または教職大学院を修了した現職の先生方や教職員OB等、梨大教育学部と学校現場に精通している若手講師を迎えての講座です。
  • 学校や教職についての実際を知り、ちょっとした疑問や不安に思っていることなど、知りたいことを心置きなく聞くことができる機会となります。

教員就職直前講座

「ACTION PLAN」の配付

  • 1年生(入学時)に配付します。 
  • 入学から卒業までの教職に向けたステップを、先輩の声を中心にわかりやすく伝えます。
  • 学生の皆さんの自己実現に資する、主体的な活動を伝えます。

学校・現職教員に

「連携・教育研究会」の開催

  • 山梨県総合教育センターと連携して、大学と総合教育センター双方の「強み」を生かし、教員の養成や教員の研修をよりよいものにするために開催しています。

  •  大学では山梨県総合教育センター研究協力校への研究面での協力を行っています。

「期間採用者等研修(教師力スキルアップ研修)」の開催

  • 山梨県教育委員会と連携して、5月に山梨大学で実施しています。
  • 研修の機会が十分でない期間採用者等の現職教員や学生・大学院生を主な対象としています。
  • 全体研修と校種別研修があり、それぞれのニーズに合った、現場で役立つ内容の研修です。

期間採用者等研修(教師力スキルアップ研修)

教育臨床研究領域

教育臨床研究領域では、いじめ・不登校・発達障がいといった学校教育における今日的課題に対し、支援方法を臨床心理学的観点から研究・実践しています。本領域では、山梨県教育委員会との連携事業「地域連携 子どもと親と教師のための教育相談事業」と、「附属学校園の教育相談事業」の2つの事業を実施してきました。

  • 地域連携 子どもと親と教師のための教育相談事業

平成19 年度より開始した「地域連携 子どもと親と教師のための教育相談事業」は、山梨大学、山梨県教育委員会、教育四者(山梨県PTA 協議会、山梨県公立小中学校長会、山梨県公立小中学校教頭会、山梨県連合教育会)が協働して行っています。

本領域では、教育相談室を運営し、教育相談室にて、児童・生徒や保護者の方から不登校、いじめ、発達面、親子関係など様々な相談を受付けています。また、現場の教職員の方からの教育相談、生徒指導、学級づくり、学校での人間関係、メンタルヘルス等に関する相談やコンサルテーションも教育相談室にて受け付けています。

また、県内の教育相談の質向上のため、山梨県教育委員会教育相談連絡協議会への参加し、同研修会講師を務めています。

附属学校園の教育相談事業

「附属学校園の教育相談事業」として、附属学校園の教育相談担当の教員とスクールカウンセラー、大学の教員による、連絡協議会を実施し、附属学校園における教育相談の質向上に努めています。(年3回程度開催)

情報教育研究領域

情報教育研究領域では、山梨県や教育学部・教職大学院・附属学校園と連携しながら学校教育における1人1台端末とクラウド環境をフル活用した教育 DX の推進に関する以下の取組を進めています。令和 5 年 10 月には、附属教育実践総合センター内に取組の中心的な役割を担う「やまなし情報教育推進室」を開室しました。

やまなし情報教育推進室はこちら

学生・大学院生に

ICT活用・情報活用能力の育成支援

  • 教職科目「ICT活用入門」「教育の方法及び技術」の開講
  • 学校図書館司書教諭科目「情報メディアの活用」の開講
  • 博物館学芸員科目「博物館情報・メディア論」の開講
  • 大学院科目「情報教育・ICT活用の理論と実践」の開講
  • 情報免許科目「情報科教育法Ⅰ」「情報科教育法Ⅱ」等の開講
  • 情報教育に関する研究へのアドバイス
  • ICT支援学生(学生ボランティア)の育成と附属小中学校への派遣

学校・現職教員に

教育DXの推進を支援

  • 山梨県教育委員会や県総合教育センターと連携した情報教育に関する研修の実施
  • 1人1台端末とクラウド環境を活用した授業へのコンサルテーションの実施
  • 校内研修や公開授業研究会での指導助言
  • ICTを活用した授業モデルや教材・学習支援ツールの共同開発
  • 校務のデジタル化へのアドバイス

附属学校園に

ICT活用モデルの開発・授業への助言

  • 附属学校園と大学との連携による「ICT教育推進WG」の設置
  • ICT活用授業モデルの構築と県内の学校への展開
  • 附属学校園でのICTを活用した授業への助言、研修の実施

教職支援部門(教職支援室)

教員を目指す学生を全力で応援!

教職支援部門は、平成24年度に開設された「教職支援室」が機能強化され教職支援部門となり、平成31年度から4つの領域に拡大しました。これまで行ってきた教育ボランティア、教員就職に向けての教職支援の充実をはかるとともに、地域学習アシストと学生カルテ・分析という新たな取り組みをスタートさせました。学生のみなさんの自主的な学びを尊重しながら教職に関する支援を行い、より質の高い教員を地域に輩出することを目指していきます。 
また、教職支援室ではインスタグラムアカウント(公式)を開設し、教育学部で実施している教員採用試験対策について発信しています。ぜひ覗いてみてください。

教職支援領域

教採対策を主軸に、1年次から卒業後までを見据え、教員就職を支援!

教職支援領域では、学生が教員を目指す上での心配や不安を解消し、教員採用試験に自信をもって臨めるよう幅広い支援を行っています。具体的には、教員採用試験対策講座の開催や教員採用試験説明会の企画・運営、教員採用試験に関する個別指導(苦手分野の強化等)、個別面談による進路調査、教員に採用された卒業生の追跡調査等多岐にわたる支援を行っています。

教育ボランティア領域

教育現場で子どもとふれあう「教育ボランティア活動」を支援!

教育ボランティア領域は、学生と受入先との橋渡しをし、多様なボランティア活動が両者にとってプラスとなるように支援しています。また、学生運営委員会の自主運営により、教育ボランティア活動と学生との距離がぐっと身近になっています。受入先と学生のマッチング、ガイダンスやスタートセミナー及び報告会の企画・運営、教育ボランティア受入先訪問等を行っています。教育学部に在籍する学生の約2人に1人が教育ボランティアに興味を持ち、約3人に1人が実際に教育ボランティアに参加しています。


授業での個別指導

地域学習アシスト領域

山梨大学独自の取組み!チームで学校をアシストし、学生の実践力向上をアシスト!

地域学習アシスト活動は、教育ボランティアの発展形であり、学生が学校で学習支援を行うだけでなく、活動記録をもとに教職大学院に在籍する現職教員や大学院生、大学教員で構成されるチームで毎回の活動ごとにカンファレンスを行うことが特徴です。山梨大学チームで地域の学校をアシストしながら、活動に参加する学生の実践力向上もチームでアシストしています。活動のなかで抱いた疑問や課題をチームのメンバーからアドバイスを受け、それを次の活動に生かす、そしてそれをまた振り返るというサイクルを1年間実践します。

地域学習アシスト リーフレット(2023年4月発行)


地域学習アシストのサイクル

学生カルテ・分析領域

教職キャリア・ポートフォリオ・システム導入(令和2年度)。学生自身の振り返りを支援し、教職支援に関するデータの一元管理と分析を行う!

個に対するきめ細かな支援を目指し,進路希望や進路状況の調査の実施や教員採用試験結果等の分析を行っています。
また,スマートフォン上で自身の学習状況を把握したり,学んだことを記録・振り返ったりすることができるデジタル・ポートフォリオ「キャリポ(教職キャリア・ポートフォリオ・システム)」を管理しています。「キャリポ」には,成長するアバターや先輩のメッセージ,各種対策講座の申し込み,教育ボランティアの活動記録など,学生にとって便利で楽しい機能が搭載されています。


成長するアバター(教職キャリア・ポートフォリオ・システム)

附属教育実践総合センター