教員の養成・採用・研修の一体的改革推進事業
子どもと教師の成長を結ぶ教育評価研修会
-OPPシートによる学習・指導と評価の一体化-
山梨大学教育学部では、平成30年度文部科学省委託事業「教員の養成・採用・研修の一体的改革推進事業」として、県教育委員会と連携し「やまなし教員等育成指標」に基づいた教員の資質・能力の向上を目指し、平成30年度から教育評価研修会を実施しています。
【概 要】
山梨県総合教育センターとの共催により「子どもと教師の成長を結ぶ教育評価研修会-OPPシートによる学習・指導と評価の一体化―」を開催しました。
本研修は、学習・指導と評価の一体化を可能にし、授業方法の改善につなげていくための方法であるOPPA(1枚ポートフォリオ評価)についての研修会です。
昨年度は「基礎研修会」と「応用研修会」の2部構成で行いましたが、本年度は演習・グループワークに十分時間をとり、初めての方も経験者も共に研修を深めることのできる一部構成として実施しました。
〇峡中会場 :令和5年8月8日(火) 甲府市南公民館
〇富士・東部会場:令和5年8月9日(水) 富士・東部教育事務所
【講 師】
堀 哲夫 先生(元山梨大学理事・副学長)
辻本 昭彦 先生(法政大学生命科学部生命機能学科 准教授)
【司 会】
山梨大学教育学部長 服部 一秀
【受講者】
◆ 研修会 61名
内訳:小学校25名、中学校12名、高校15名、支援学校5名、その他(行政等4名)
【主 催】山梨大学教育学部
【後 援】山梨県総合教育センター
【内 容】
研修会の前半の理論編では、堀先生からはOPPシートのねらいや作成に必要な構成要素などについてのお話に加え、OPPAと教育の本質との関わり・本質にどう迫るか、OPPシートのデザイン等についてご講義がありました。
後半の実践編では辻本先生からアイスブレイキングとして初公開となる双六トークから始まり、OPPAシートを短時間で記号を使った見取り方とコメントの書き方についてのワークショップ、主体的に取り組む態度の評価とOPPシートの関連についてのレクチャーがありました。
本研修会は、山梨県総合教育センターとの共催事業として、総合教育センターの研修計画に組み込んでいただき、県内すべての学校に周知すると共に、各地区の教育事務所にもご協力いただきました。本年度は、感染症上の扱いが5類相当になったことを受け、感染症対策を行いながらも通常の形で実施することができ、59名の参加がありました。