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山梨大学教職大学院第17回教育実践フォーラムを開催しました

 山梨大学教職大学院では,平成30年10月27日(土)に第17回教育実践フォーラムを開催しました。県内外から80名もの方々が御参加くださいました。

 今回の講師,國學院大學教授の杉田洋先生は,教育現場での経験もありながら,行政でも文部科学省で視学官を務めるなど,豊富な経験から,「アクティブラーナーの育成と日本式人間教育~新しい学習指導要領の改訂を踏まえて~」と題して御講演いただきました。

 新しい学習指導要領の改訂に伴い,「主体的,対話的で深い学び」「カリキュラムマネジメント」といったキーワードが話題になりますが,今回の内容は少し視点を変えて,そうした方法論ではなく,これらを実現する教師とはどういったものなのかという,我々教師の姿について,原点に返ってのお話を中心にしていただきました。

 参加者のすべての方々が感動し,明日への勇気と教師のすばらしさを感じて,帰っていただくことができました。いくつか感想をお知らせします。

  • やっぱり先生って素敵な職業だと思いました。生徒に会いたくなりました。
  • 教員の仕事に疲れ切っていた自分に,教育の原点・核を伝えていただき,心から感謝し,涙が出ました。まさに教育は,人間と人間とのかかわり,寄り添いから生まれるものだと思います。子どもを好きでい続けられる私でありたいと思いました。
  • 表面的な技能や資質能力ではなく,”人として”何が大切で,それをどうやって育むのか,心央をつかれたような気がしました。月曜から再び「頑張ろう!!」という気持ちになりました。
  • 忘れかけていた大切なものをいくつも思い出させていただきました。杉田先生のお話,三度目ですが,新たな感動でした。
  • 2時間を超える講演も「長い」と感じさせない語り口と内容にとても感動しました。教員として大切なことの一つに「芯をもつこと」があると私は思っています。今日のお話は,私の「芯」を改めて確認させられたり,付け足したいと思わせたり,そして明日から頑張ろう!と思わせてくれたように思います。これまでの講演で一番でした。
  • 本当に素晴らしい講義をありがとうございました。本校の教職員,または県内の現場で頑張っている教職員全員に聞いていただきたいような内容でした。また,杉田先生のお話を聞きたいと思いました。
  • 教員になってよかった。教員としてもっともっと頑張りたい,そんな思いをさらに強くした2時間でした。

 いま教員の仕事は「ブラック」といわれ,学生も敬遠するような風潮が見えています。もちろん,人を育てているのですから責任も重大ですし,重労働でもあると思います。でも,それ以上に喜びもたくさんあると思っています。今,現場で活躍している先生方やこれから教師を目指そうとしている方々に,教師のすばらしさを改めて知ってもらって,「教師って仕事は,大変だけど『素敵』なんだよ」と感じていただき,元気と勇気をもらって帰ってほしいという願いがまさに達成された講演であり,杉田先生に来ていただき,本当によかったと思っています。御多忙中にもかかわらず御講演いただいた杉田洋先生には,心より御礼申し上げます。

 次回の山梨大学教職大学院第18回教育実践フォーラムは、平成31年2月16日(土)に開催します。教職大学院生の研究発表を予定しています。多くの方々の御参加をお待ちしております。


中村和彦教育学研究科長の開会挨拶

講演する杉田洋先生


熱心に聞き入る参加者