教育学部教員と附属学校教員が協働で、第1~3回社会科読書会を開催しました。
第1回社会科読書会を開催
2019年2月27日(水)、第1回の社会科読書会を附属小学校にて開催しました。
この読書会は、後藤賢次郎准教授が主宰をつとめ、服部一秀教授が協力者としてサポートし、附属小学校と附属中学校の有志教員とともにスタートさせたものです。今後、附属学校園以外の先生方にもひろげていけたらと考えています。
今回の参加者は6名でした。読書会の当面の課題について協議したところ、「社会科とは」、「優れた実践とは」、「授業づくり」といった大きな括りが導かれました。そこで、次回以降、全国社会科教育学会著『新社会科授業づくりハンドブック』(明治図書)を取り上げ、小学校の先生は〔中学校編〕を、中学校の先生は〔小学校編〕を担当し、それぞれが持ち寄ったテーマについて議論するというかたちをとることになりました。
次回は、3月14日(木)、附属小学校にて開催することになりました。
第2回社会科読書会(しゃぼんだまの会)を開催
2019年3月14日(木)、第2回社会科読書会を附属小学校にて開催しました。参加者は、附属小学校・附属中学校の教員を含め、6名でした。
今回は、『新社会科授業づくりハンドブック』〔小学校編〕・〔中学校編〕の第2章第1節「『生活問題の解決過程』として授業をつくる」について取り上げました。〔小学校編〕で頻出する「願い」という概念をめぐって、小学校の先生と中学校の先生との間で意見交換が行われました。小中学校における「生活問題」の違いについても、議論が盛り上がりました。
この社会科読書会の名前を「しゃぼんだまの会」とすることになりました。「社」会科にまつわる「本」について「談」義して実践を「磨」く会の略です。
次回は、5月8日(水)に附属中学校で開催することになりました。
第3回社会科読書会(しゃぼんだまの会)を開催
2019年5月8日(水)、第3回社会科読書会を附属中学校にて開催しました。参加者は、附属小学校・附属中学校の教員を含め、7名でした。
今回は、『新社会科授業づくりハンドブック』〔小学校編〕・〔中学校編〕の第2章第2節「『事実の獲得過程』として授業をつくる」について取り上げました。「事実の獲得過程」としての小中の授業のあり方の違いをめぐって、活発な議論が行われました。また、議論を進めていくなかで、小中学校における単元の作り方の違い、個々の先生の単元づくり観の違いがテーマとなっていきました。「どこまで<踏み込む>単元を作るか」をめぐる小中の先生方の考えや思いの相違が印象的でした。
次回は、7月5日(金)に附属中学校で開催することになりました。
第1回社会科読書会の様子