特色ある取り組み

日本語教員養成プログラム

「日本語教員養成プログラム」って何?

「日本語教員養成プログラム」は、教育学部に開設されている副専攻プログラムです。日本語を母語としない人に日本語を教えることについて学びます。
教育学部の学生なら、コースを問わずだれでも受講することができます。

日本語教員養成

どんな人が受講するの?

日本の小中学校、高等学校で日本語ができない子どもたちを支援したい。将来、青年海外協力隊や国内外の日本語学校で外国人に日本語を教えてみたい。あるいは日本語や日本文化に関心を持っている。そんな人たちを歓迎します。

プログラムの背景と目的

  • 日本語学校で日本語教師として働きたいという人、また青年海外協力隊などの国際協力活動に参加したい人にとって、日本語教育の基礎的な知識や技能を学ぶことができます。
  • 日本の学校教育の現場で、日本語がわからなくて困っている子どもたちが増えています。小中学校や高等学校の教員を目指す人は、そのような子どもたちを支援できる知識や技能を身につけることができます。
  • 現代の日本社会は、外国にルーツを持つ人たちとともに暮らす多文化社会へと急速に転換しつつあります。異なる言語と文化を背景に持つ外国人と共生できる社会を作るための前提となる知識を学び、生涯教育に生かすことができます。

プログラム概要ダウンロード

日本語教員養成パンフレット pdfファイル「日本語教員養成プログラム」を受講する人のために 2015 年度版

基礎科目

このプログラムでは、日本語教育概論、日本語教授法、日本語学、言語学など、日本語教育について多角的に考えていくための科目を学びます。ここでは日本語教育を中心に三つの分野の基礎科目を紹介しましょう。

日本語教育学

日本語教育を取り巻く歴史と現状、日本語を教えるための方法を学びます。また留学生や外国につながる子どもたちへ向けた日本語教育実習を行います。
  • 日本語教育概論
  • 日本語教授法Ⅰ/Ⅱ
  • 日本語教育実習Ⅰ/Ⅱ

日本語学

日本語の文法、音声・音韻、文字表記、語彙など、日本語の基礎となる内容を学習します。高校までの国語とは異なる観点から、外国語としての日本語をとらえていきます。

  • 日本語の文法
  • 日本語の音声・音韻
  • 日本語の文字・表記・語彙

言語学

人間の言語一般の特徴について、ことばと社会、ことばと心理という観点から学びます。関連科目として、国語学概論、英語学概論、中国語学概論などもあります。

  • 社会言語学
  • 言語心理学
  • 言語習得論

卒業後の進路

日本語教師になるために

国内の日本語学校に就職するための条件としては、次のようなものがあります。

  • 日本語教育に関する大学・大学院を修了
  • 専門機関で420時間プログラムを修了
  • 「日本語教育能力検定試験」に合格(http://www.jees.or.jp/jltct

本プログラム修了は、日本語教育に関する大学修了の条件を満たし、プログラム修了者(28単位を修得)には山梨大学から「修了証」が授与されます。また本プログラムの科目は日本語教育能力検定試験にも準拠しています。

プログラム修了後の進路

A.日本語学校

大学卒業後にすぐに日本語教師になれる人は少ないですが、現在、国内の日本語教師の需要は高まっています。本プログラム修了生のなかには、日本語学校で教えている先輩もいます。

B.国内の公立学校

国内の公立学校で日本語を母語としない児童生徒に対する日本語指導を行うことができます。なお平成25年度から、外国人児童生徒への日本語指導は「特別の教育課程」として位置づけられました(「学校教育法 施行規則」参照)。
→ 文部科学省「帰国・外国人児童生徒教育情報(CLARINET)」
(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/main7_a2.htm)

C.青年海外協力隊(http://www.jica.go.jp/volunteer/application/seinen)

国際協力機構(JICA)が海外ボランティアとして「日本語教師」を派遣しています。本プログラムを修了すると日本語教育の副専攻相当の教育を受けたことを証され、広く応募の門戸が開かれます。

日本語パートナーズ(http://jfac.jp/partner/index)
国際交流基金アジアセンターが、2014年から2020年までの7年間、ASEAN諸国の教育機関に日本語授業アシスタントを派遣しています。このプログラムは、大学生も在学期間中に応募することができます。

質問コーナー

Q1.日本語教師ってどんな職業ですか?
日本語を母語としない人たちを対象に日本語を外国語として教えることを専門とする職業です。日本人にとっては母語として身につけたことばを外国語として客観的に見つめ直す作業が必要となります。

Q2.どうすれば日本語教師になれますか?
いくつかの方法があります。ひとつは日本語教育に関する大学や大学院、または専門学校を修了すること。もうひとつは「日本語能力検定試験」に合格することです。このプログラム修了は前者の条件を満たします。

Q3.どんな人が参加できるプログラムですか?
教育学部の学生ならだれでも参加できます。ただし、最低2年はかかるので計画的に履修していってください。できれば1年次か2年次からの履修を勧めます。修了までに最低2年間を必要とします。

Q4.このプログラムを履修することでどんな利点がありますか?
まず学校現場で日本語がわからない子どもたちを支援することができます。また特別支援教育においても、ろうや難聴、知的障碍の子どもたちの言語支援に役立ちます。さらに生涯学習においても外国人住民への日本語支援が必要とされています。

Q5.「国語」が苦手でしたが、大丈夫でしょうか?
大丈夫です。日本語教育はいわゆる国語教育と異なり、外国語として日本語を教える方法について学びます。学習する内容も高校までの国語と異なるので、新たな気持ちでスタートすればよいと思います。

Q6.具体的には、どんなことを学びますか?
日本語教育、日本語学、言語学といった基礎科目のほかに、教育学、心理学、コミュニケーション論、国際関係論、日本学など、幅広い領域を学びます。またプログラムの最後に留学生や外国につながる子どもたちに日本語を実際に教える実習をします。

問い合わせ先

仲本 康一郎(研究室J416、電話055-220-8272)
knakamoto@yamanashi.ac.jp

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