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学部・研究科長のメッセージ



学部長・研究科長
川村 隆明    

オリジナルは地方から

これまで学問のオリジナルな発想の多くは、美しい自然に恵まれた地方から生まれています。オリジナルとは何かといえば、今までにないもの、従って現在あるいは過去に主流であるものではありません。主流を求めて集まる大都市ではなく、地方からオリジナルな発想が生まれても不思議はないのです。ヨーロッパの代表的な大学の多くが、美しい地方都市にあることは良く知られているとおりです。たとえば英国のオックスフォード大学やケンブリッジ大学は首都ロンドンからおよそ1時間の地方都市にあります。
青春という多感で、好奇心旺盛なときをどのように過ごすかは、誰の人生においても重要なことです。教育人間科学部では人文社会、自然科学から芸術、体育までの幅広いスタッフをもち、この若い重要な時期を過ごす学生の成長をいろいろな形でサポートしようと考えています。事細かに指示する場合もあるでしょう。自分で歩こうとする学生をじっと見守っている場合もあるでしょう。一緒に語り、悩むこともあるでしょう。いろいろな形で独り立ちしていく学生の成長をサポートしています。ひとりひとりの成長は、他の人との競争によって成し遂げられるわけではありません。むしろ自分との闘いかもしれません。私は学生一人一人で異なった個性があり、それ故に、それぞれに合った成長があることを大事だと考えています。「学問に王道なし」という言葉を良く耳にします。全く同じ理由で、学問の上での成長、独り立ちに王道はないだろうと考えるからです。試行錯誤しながら成長を見守っていくことしかないと考えています。それによって、ひとりひとりが人として個性豊かに成長できればと願っています。
富士山を南東に、南アルプス連峰の山々を南西に望む甲府盆地は、美しい自然に恵まれた土地です。四季の変化に富み、雨の少ないところとしても知られています。この土地でオリジナルな発想を得、オリジナルな自分を見出して、人が育つことを願っています。

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